2012年 01月 25日
「私の写真作法」-植田正治-
植田正治が、1974年から1985年の間に写真雑誌などに発表した文章を、金子隆一が再構成した本。植田正治がこれまでに使ったカメラについてや撮影や月例、展覧会といった自身の体験談からオリジナルプリントや現像・引き伸ばしなど専門的なものまで、基本的には思いつくままの内容がつづられているのだと思う。でも写真雑誌に連載されていたものだけあって、読者であるアマチュア写真家を叱咤激励するような文章があったりして、意外と熱い。いやかなり熱い。各章の最後に金子隆一によって付記されているその文章と植田正治の作品の関わりやその文章が書かれた時代背景も、知識を補完する意味で興味深かったです。
そういえば最近モノクロフィルムをカメラに入れてないな。漣くんが動き回るようになってからあまり使わなくなってしまったオリンパスOM1にモノクロフィルムを入れてみますかね。
しかしコダックが経営破綻したのでフィルムは富士フィルムが頼みの綱になってしまった感じですね。わたしとしては子どもの写真を頻繁に撮ったりするのって小学校くらいまでと思っているので、あと10年くらいはちゃんとした形でフィルムが残ってほしいけれど、どうだろう?どちらかというとフィルムの維持よりも現像すお店・ラボの維持のほうが難しい気がします。デジタルでもプリントはし続けるかもしれないけど、現像はないですもんね。う~ん。
ポラロイド社が破たんしてからインポッシブルプロジェクトでフィルム開発・発売の様子を見ていると、会社がなくなるとその技術が受け継がれないまま会社だけでなくその技術も消えてしまうことがあるのだな、と思う。インポッシブルプロジェクトで工場や機械類をリースして元ポラロイドの熟練工と言われる人があらたにフィルムの開発をしているけれど、実際に発表される商品は、悪いけれど今のところポラロイドから出てたものにおよばない、と思う。
今後、どんな風にして使う人が満足するような製品になっていくのか分からないけれど、たぶん、それはこれまでポラロイドから出ていた製品とは違ったものになっていくだろう。逆に万が一、ポラロイドからフィルムを出そうとしてももう生産できるはずもないですよね。
もちろん、インスタントカメラは富士フィルムからも出ているし、デジカメが主流の今、ポラロイドフィルムの技術なんて、時代遅れの技術で気にしてる人も多くないのかもしれない。でもこれって単なるポラロイドフィルムユーザーのノスタルジー以上の意味合いがあるんじゃないかと思ってしまいます。
昔はフィルムさえ残ってれば大丈夫って考えてたものだけれど(何が大丈夫なのか?って気もするが)、もしかしたら50年後には、フォルムを持っててもフィルムをプリントする技術がなくなってしまってて、どうすることもできなくなっているのかもしれません。(まあ少なくともスキャンはできるだろうからそんなことはないのかな?)
植田正治が、1974年から1985年の間に写真雑誌などに発表した文章を、金子隆一が再構成した本。植田正治がこれまでに使ったカメラについてや撮影や月例、展覧会といった自身の体験談からオリジナルプリントや現像・引き伸ばしなど専門的なものまで、基本的には思いつくままの内容がつづられているのだと思う。でも写真雑誌に連載されていたものだけあって、読者であるアマチュア写真家を叱咤激励するような文章があったりして、意外と熱い。いやかなり熱い。各章の最後に金子隆一によって付記されているその文章と植田正治の作品の関わりやその文章が書かれた時代背景も、知識を補完する意味で興味深かったです。そういえば最近モノクロフィルムをカメラに入れてないな。漣くんが動き回るようになってからあまり使わなくなってしまったオリンパスOM1にモノクロフィルムを入れてみますかね。
しかしコダックが経営破綻したのでフィルムは富士フィルムが頼みの綱になってしまった感じですね。わたしとしては子どもの写真を頻繁に撮ったりするのって小学校くらいまでと思っているので、あと10年くらいはちゃんとした形でフィルムが残ってほしいけれど、どうだろう?どちらかというとフィルムの維持よりも現像すお店・ラボの維持のほうが難しい気がします。デジタルでもプリントはし続けるかもしれないけど、現像はないですもんね。う~ん。
ポラロイド社が破たんしてからインポッシブルプロジェクトでフィルム開発・発売の様子を見ていると、会社がなくなるとその技術が受け継がれないまま会社だけでなくその技術も消えてしまうことがあるのだな、と思う。インポッシブルプロジェクトで工場や機械類をリースして元ポラロイドの熟練工と言われる人があらたにフィルムの開発をしているけれど、実際に発表される商品は、悪いけれど今のところポラロイドから出てたものにおよばない、と思う。
今後、どんな風にして使う人が満足するような製品になっていくのか分からないけれど、たぶん、それはこれまでポラロイドから出ていた製品とは違ったものになっていくだろう。逆に万が一、ポラロイドからフィルムを出そうとしてももう生産できるはずもないですよね。
もちろん、インスタントカメラは富士フィルムからも出ているし、デジカメが主流の今、ポラロイドフィルムの技術なんて、時代遅れの技術で気にしてる人も多くないのかもしれない。でもこれって単なるポラロイドフィルムユーザーのノスタルジー以上の意味合いがあるんじゃないかと思ってしまいます。
昔はフィルムさえ残ってれば大丈夫って考えてたものだけれど(何が大丈夫なのか?って気もするが)、もしかしたら50年後には、フォルムを持っててもフィルムをプリントする技術がなくなってしまってて、どうすることもできなくなっているのかもしれません。(まあ少なくともスキャンはできるだろうからそんなことはないのかな?)


代々木のBlind Galleryでやっている「その森の子供」というホンマタカシの写真展に行ってきました。
ついでに会場となっているBlind Galleryがそれほど広くないスペースということもあり、展示されている写真は20点余りなのですが、この写真集には150点近くの写真が収録されているということで写真集も購入。
Blind Galleryは、昨年オープンした代々木ヴィレッジという複合施設の中の一つで、このほかにもレストランやバー、コーヒーショッブ、パン屋、本屋などがあり、庭園には世界の植物が植えられていたりします。施設内にはテーブルやいすが置いてあり、庭園の植物を見ながら、パンを食べたりコーヒーを飲んだりできるようになっているのですが、今の時期だとちょっとつらかったです。もう少し暖かくなった頃にまたおもしろそうな展覧会があったら行ってみたいかも。
小さい頃、父親の眼鏡屋の一角に写真スタジオがあったということから始まり、ローライフレックスライカ、オリンパスなど愛用のカメラで、10代の頃から、戦時中、記者時代、作家になってから、と生涯を通じてスナップショットを撮り続けてきたグルニエが、自身と写真、カメラについてつづったエッセイ集。
月に数回は府中の森公園に遊びに行っているのだけれど、府中市美術館の展覧会は見れそうにないので、お正月明けに遊びに行ったついでにとりあえず図録だけ買っておいた。でも、まだぜんぜん読んでません。3か月くらいかけて適当なページを開いて少しずつ読んでいければいいかな、という感じだろうか。
2012年、年が明けてからもう1週間も過ぎていますが、明けましておめでとうございます。今年もカヌー犬ブックスをよろしくお願いいたします。
発売当時買おうと思っていたら本屋さんからすぐになくなってしまいそのままになっていた本。
単なる偶然なんですが、丸岡明、安住敦、そして安藤鶴夫と久保田万太郎を師と仰ぐ人の本が続きました。丸山明は同じ慶応大学出身、三田文学を通じて、安住敦は俳人として、安藤鶴夫は演劇・落語などの芸を通じてと、それぞれ久保田万太郎の違う面での師というところも興味深いです。まあ戦後の久保田万太郎は「長」がつくものが好きでなんでもひきうける、みたいな揶揄もあったみたいですけどね。
ボブ・ギルは、軽妙でユーモアあふれるイラストやデザインが特徴的なニューヨーク生まれのグラフィックデザイナー、イラストレーター、コピーライター‥‥。
安住敦は逓信省に勤めながら久保田万太郎らと俳句雑誌「春燈」を主宰したりしていた俳人。この本はその「春燈」の編集後記をまとめたもので、タイトルのとおり1月から始まり12月で終わるという構成で日々のできことや交友のある人々についてなどがつづられています。
老年の佐藤春夫が若い女性に恋しストーカーに近い執念を剥き出しにする「ひともと公孫樹」、戦後から晩年までの久保田万太郎を描いた「詩魂流転」、能の世界を題材にした「石の叫」の3篇を収録した本。「ひともと公孫樹」と「詩魂流転」は実名小説で、「石の叫」はフィクションとなるのだろうか。ちょっと変則的な収録になっているけれど、晩年に近い時期の作品なので仕方ないところなのかもしれません。
お店は井の頭通り沿いにあって、表は狭い歩道になっているのですが、お店の後ろがちょっとした裏通りとなっていて、エバジャムやアグネスパーラーがお店を出していて、横に椅子や机が置いてあってそこで食べたり、話したりできます。