2012年 05月 23日
「作家の酒」-コロナ・ブックス編集部-
こんな本を通勤時間に読んだりしてると、そのままパスや電車に乗ってどこかに行ってしまって適当な場所で降りて、目についたお店に適当に入ってお昼からのんびり飲んだりしたいという気分になってしまいます(コミマサさんか?)。少なくてもお休みの目の前の夜とかお休みの日の午後とかに軽く飲みながら読むべき本。
前回「作家のおやつ」を紹介したときに、「実際にそこで食ぺたと思われる仕事部屋や机などと一緒に撮られた写真や、そのおやつについての作家自身の文章の引用が掲載されていたりして本全体としていい雰囲気になっています。やっぱりおやつは色合いがきれいだったり形がかわいかったりするので、基本的には落ち着いた雰囲気の作家の仕事部屋と一緒だと映えますね。」なんてことを書いてみたけれど、この酒のほうは、それぞれのなじみのお店と家で飲む時の料理の写真が主になっていてこれはこれでいい感じです。
紹介されているのは、井伏鱒二、山口瞳、吉田健一、田村隆一、中上健次、池波正太郎、立原正秋、三島由紀夫、田中一光、赤塚不二夫、福田蘭堂、秋山十三子、稲垣足穂、小津安二郎、宮脇俊三、高田喜佐、黒澤明、草野心平、種村季弘、大籔春彦、埴谷雄高、田中小実昌、長新太、田辺茂一、山田風太郎の26名。
つぶれるまで飲まないと気がすまない感じの人や朝からほぼ一日中飲んでたんじゃないかという人、酔いつぶれることもなく常に礼儀正しく飲んでいた人、家ではまったく飲まなかったという人‥‥、また一人で大勢で、あるいは文学談義に花咲かせる人、文学のことはまったく話題にすることがな人、飲みと下ネタを言うようになる人、はたまた場末の飲み屋をはしごしたり、料亭のようなところで静かに飲んだり、老舗のバーでバーテンと話したり‥‥と、酒との関わりは人それぞれ、そしてひとりの人でも時と場合によってさまざま。その作家のイメージや作品を思い浮かべながら読んでると楽しいです。しかしみなさん高そうなお店で飲んでマス。
文章のほうは、基本的な構成として、その作家が酒やつまみ、写真で紹介している飲み屋について書いたものを抜粋したものと、奥さんや子ども、あるいは友人がその作家の飲んでいるときのエピソードなどを書いたものの2つが掲載されてます。その中で気になったのは、吉田健一について娘さんの吉田暁子が書いていること。そして吉田暁子は翻訳家なのですね。ちょっと調べたらサガンの「厚化粧の女」やロジェ・ヴァディムの「我が妻バルドー、ドヌープ、J.フォンダ」、フランソワーズ・マレ=ジョリスの「ダイエット」といった作品の翻訳をしているようです。
「作家の娘」好きとしては、エッセイ集とか出してたら読んでみたいのだけれどまとまったものは出てなさそう。吉田健一の本のあとがきなどはときどぎ書いているみたいですけどね。
このシリーズは最近出た「作家の旅」もまた違う見せ方ができてそうでちょっと期待。今度本屋さんに行ったときにチェックしたい。
さて週末は東京蚤の市です!
ゴールデンウイークくらいから少しずつ準備を始めたいな、と思っていたにもかかわらず、けっぎょくほとんど進まず。テスト前の学生みたいな感じで今週になってあわててます。本の選択や値札付けもそうですが、オンラインショッブということもありお店を作るための本棚などの什器がほとんどないのってのがさみしい。こういう時のために普段から一つ一つ小さな本棚とか本を飾るためのものとか集めて行かないとだめだなと実感してます。漣くんも3歳になったしこれから一箱古本市のようなイベントにも少しずつ出店していきたいと思っているので本だけではなくそういったものも意識して集めるようにしないとね。
昔、「クーネル」のインタビューでチクテカフェの人が「二十歳になったときに親からどんなお祝いが欲しいか聞かれ、多分、親としては成人式に着て行く着物などを予想していたのだろうけれど、将来カフェを開ぎたいと思ってて、そのとぎに使えるイスとテーブルをもらうことにした」みたいなことを言っているのを見て、すごいな、と思ったものだけれど、それってほんと大切なことですよね。40過ぎたおっさんが今ごろなに言ってるんだって気もしないでもないですけど。いや、40過ぎたおっさんだからこそそういうことを後回しにしがちなので、ちゃんと心に留めておくようにします。
とはいうものの、でぎる範囲で納得できるすてきなお店が作れるようにがんばります。めずらしくプレッシャーのかかる状況でいろいろ悩んでますが、いろいろやりたいこともあって今から楽しんでます。
本のほうは、うちは基本、料理と暮らしの本しかないですし、古本屋として在庫も多いわけではないので、作家の食べもの随筆や古めのレシピ本がなんとなく多めになるのかなといった感じで、新しめのものも持っていくつもりですし、サイトの様子から大ぎく変わるような感じではないです。
なので、ほかに出店する古本屋さんには、料理本とかレシピ本とかを持っていくのをできるだけ避けていただけないかと心からお願いします(笑)。ふふふ。
こんな本を通勤時間に読んだりしてると、そのままパスや電車に乗ってどこかに行ってしまって適当な場所で降りて、目についたお店に適当に入ってお昼からのんびり飲んだりしたいという気分になってしまいます(コミマサさんか?)。少なくてもお休みの目の前の夜とかお休みの日の午後とかに軽く飲みながら読むべき本。前回「作家のおやつ」を紹介したときに、「実際にそこで食ぺたと思われる仕事部屋や机などと一緒に撮られた写真や、そのおやつについての作家自身の文章の引用が掲載されていたりして本全体としていい雰囲気になっています。やっぱりおやつは色合いがきれいだったり形がかわいかったりするので、基本的には落ち着いた雰囲気の作家の仕事部屋と一緒だと映えますね。」なんてことを書いてみたけれど、この酒のほうは、それぞれのなじみのお店と家で飲む時の料理の写真が主になっていてこれはこれでいい感じです。
紹介されているのは、井伏鱒二、山口瞳、吉田健一、田村隆一、中上健次、池波正太郎、立原正秋、三島由紀夫、田中一光、赤塚不二夫、福田蘭堂、秋山十三子、稲垣足穂、小津安二郎、宮脇俊三、高田喜佐、黒澤明、草野心平、種村季弘、大籔春彦、埴谷雄高、田中小実昌、長新太、田辺茂一、山田風太郎の26名。
つぶれるまで飲まないと気がすまない感じの人や朝からほぼ一日中飲んでたんじゃないかという人、酔いつぶれることもなく常に礼儀正しく飲んでいた人、家ではまったく飲まなかったという人‥‥、また一人で大勢で、あるいは文学談義に花咲かせる人、文学のことはまったく話題にすることがな人、飲みと下ネタを言うようになる人、はたまた場末の飲み屋をはしごしたり、料亭のようなところで静かに飲んだり、老舗のバーでバーテンと話したり‥‥と、酒との関わりは人それぞれ、そしてひとりの人でも時と場合によってさまざま。その作家のイメージや作品を思い浮かべながら読んでると楽しいです。しかしみなさん高そうなお店で飲んでマス。
文章のほうは、基本的な構成として、その作家が酒やつまみ、写真で紹介している飲み屋について書いたものを抜粋したものと、奥さんや子ども、あるいは友人がその作家の飲んでいるときのエピソードなどを書いたものの2つが掲載されてます。その中で気になったのは、吉田健一について娘さんの吉田暁子が書いていること。そして吉田暁子は翻訳家なのですね。ちょっと調べたらサガンの「厚化粧の女」やロジェ・ヴァディムの「我が妻バルドー、ドヌープ、J.フォンダ」、フランソワーズ・マレ=ジョリスの「ダイエット」といった作品の翻訳をしているようです。
「作家の娘」好きとしては、エッセイ集とか出してたら読んでみたいのだけれどまとまったものは出てなさそう。吉田健一の本のあとがきなどはときどぎ書いているみたいですけどね。
このシリーズは最近出た「作家の旅」もまた違う見せ方ができてそうでちょっと期待。今度本屋さんに行ったときにチェックしたい。
さて週末は東京蚤の市です!
ゴールデンウイークくらいから少しずつ準備を始めたいな、と思っていたにもかかわらず、けっぎょくほとんど進まず。テスト前の学生みたいな感じで今週になってあわててます。本の選択や値札付けもそうですが、オンラインショッブということもありお店を作るための本棚などの什器がほとんどないのってのがさみしい。こういう時のために普段から一つ一つ小さな本棚とか本を飾るためのものとか集めて行かないとだめだなと実感してます。漣くんも3歳になったしこれから一箱古本市のようなイベントにも少しずつ出店していきたいと思っているので本だけではなくそういったものも意識して集めるようにしないとね。
昔、「クーネル」のインタビューでチクテカフェの人が「二十歳になったときに親からどんなお祝いが欲しいか聞かれ、多分、親としては成人式に着て行く着物などを予想していたのだろうけれど、将来カフェを開ぎたいと思ってて、そのとぎに使えるイスとテーブルをもらうことにした」みたいなことを言っているのを見て、すごいな、と思ったものだけれど、それってほんと大切なことですよね。40過ぎたおっさんが今ごろなに言ってるんだって気もしないでもないですけど。いや、40過ぎたおっさんだからこそそういうことを後回しにしがちなので、ちゃんと心に留めておくようにします。
とはいうものの、でぎる範囲で納得できるすてきなお店が作れるようにがんばります。めずらしくプレッシャーのかかる状況でいろいろ悩んでますが、いろいろやりたいこともあって今から楽しんでます。
本のほうは、うちは基本、料理と暮らしの本しかないですし、古本屋として在庫も多いわけではないので、作家の食べもの随筆や古めのレシピ本がなんとなく多めになるのかなといった感じで、新しめのものも持っていくつもりですし、サイトの様子から大ぎく変わるような感じではないです。
なので、ほかに出店する古本屋さんには、料理本とかレシピ本とかを持っていくのをできるだけ避けていただけないかと心からお願いします(笑)。ふふふ。


「ケトル」は創刊準備号が本屋特集で、しかも麻生久美子の「私の本棚」とかもあってちょっと買おうかな、なんて思ってたんですけどけっきょく買わず、気がつけぱそれから一年、もう6号まで出てるのですね。時間が早くてぜんぜん追いつけなくなってるなー
「田端文士村」と合わせて前々から読もうと思いつつもなんとなく読むきっかけがないままになっていた本。陽気もよくなってきたし、ゴールデンウイークは本郷とか根津とか散歩したいなぁなんていう妄想ついでに読んでました。
講談社文芸文庫からでている木山捷平の本もようやくそろって、これでおしまい。木山捷平は作品数もそれほど多くないので、全作品をカバーしてくれれぱいいのに、なんて思ったりしますが難しいのかな。文芸文庫は短編集に関してはオリジナルに編纂したものも多いし(最近はそうでもない?)、網羅性という意味ではちょっと弱い。
■「Don't You Know It's Butterscotch」-Butterscotch-
■「You've Got To Be Loved」-The Montanas-
■「Looking Back」-West Coast Consortium-
■「The Very Best Of」-The Casuals-
■「Flying Machine」-Flying Machine-
さてさて、気がつけぱ、4月も終わってゴールデンウィーク。






自身の写真についての解説から、人物写真、歌舞伎の舞台写真、東北での撮影など、写真を撮る時の姿勢や技術について、初めてカメラを手に入れた時のエピソードから始まる自伝、ライカについて、ブレッソンやドアノー、中山岩太といった写真家のボルトレ、土門拳、徳川無声との対談‥‥など、木村伊兵衛の随筆を幅広く収録した本。
前回、はけのおいしい朝市のことを書いてしまったので、話が前後してしまいますが、金曜日は年度末ということもあり6時に会社をあがって、小西康陽と写真家の川上尚見、デザイナーの真舘嘉浩の3人による「窓に明りがともる。」という作品展を見てきました。
志村ふくみはさまざまな植物の花、実、葉、幹、根などから染液を作り糸を染める草木染めによる作品を独自の分野で開拓した染織家で、これは1982年に出版された随筆集。前半では、自ら藍建てをし糸を藍色に染め、それを織りあげるという日々の染織の暮らしの中を通じて、著者の藍染に対する思いや工芸に対する姿勢、そして雑感などを、後半は小さい頃に養女に出された離れて育った実の母親との関係を中心に家族とのかかわりについてつづっています。


4月になると漣くんが3歳になるのでその前にもう一度飛行機に乗っておこう!という勢いで3月22日から二泊三日で沖縄に行ってきました。まあ小さい子ども二人連れなのでいろいろなところに動き回れるわけでもないし、おいしい食事をのんびり食べる、なんてこともできそうにないので、ガイドブックなどは買わずに、行きたいところを2、3押さえておいて、のんびりできればいいかなと思っていたのですが、前日の昼休みに本屋さんに行ってみたら、この本が平積みになっていたので気分を盛り上げるという意味で購入。

2006年に世田谷文学館で行われた「暮らしの手帖・花森安治展」の図録。去年、生誕100年を記念して「花森安治のデザイン」や「花森安治戯文集1~3」が刊行されたりしたので、そっちを買えばいいかな、という気もしないでもないですけど、これはこれでいいんですよ。と書きつつ展覧会を見に行った時の雑記を見てみたらかなり冷めたことがが書いてあって、自分で書いたことながらびっくり。今も続いている雑誌に対してあまりにも懐古的な視点、かつ今に都合のよい解釈をされているのが気に入らなかったらしい。ははは。(あえてリンクはつけません)
さて、トップページではすでに告知をしていますが、4月1日に行われるはけのおいしい朝市にカヌー犬ブックスも古本屋さんとして出店させていただきます。
「写真術」のインタビューで、ブレッソンをはじめとした何人かの写真家が、ムンカッチのファッション写真に衝撃を受けたと話しているのを読んで、あらためてムンカッチの写真集が欲しくなった次第。いつかちゃんとした写真集を買おうと思いつつも手に入れるきっかけがなくて、1994年に小田急美術館でやっていた「マーティン・ムンカッチ展」の図録だけしか持ってなかったのです。